工房ブログ
↑工房ブログボタンをクリック AMAMIストールの紹介
2015-8-9(月)
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2015-7-9(月)
ペパーミントなストールが織り上がりました
2015-5-31(月)
工房ブログで「Oshima Kasuri 」ストールを紹介。
2015-5-3(月)
近代本場大島紬は、絣の前処理として締め機という独特の機に一度かけられ製織後に染織され その後、糸を解き織機にかけるという手間のかかる作業を経て生産されます。その「締め織」という技術が取り入れられたのが明治時代後半になります その作業の変化から現在では平絹糸を主に使用し生産されております。大島紬に使用される平絹糸はその製造工程上 経糸と横糸の撚り数がそれぞれ異なります。特に横糸は甘撚りに仕上げられ均一で丈夫な生糸を使用しているため軽くてしなやかな風合いを醸し出し、他産地の織物とは異種的な風合いになっております。その類い稀な加工技術・製織技法は世界にも例を見ないほどの精緻な作業を要し、
【絹100%】【先染め手織り】【平織り】【締機織により縦緯絣を形成】【手合せで縦緯絣を織り上げられたもの】という大島紬伝統技法の基本形となる5つの定義があり、完成までに長い時間がかかりとても高価な商品となります。
原料となる絹糸は、織物の仕組み上均一で丈夫な生糸を使用し、軽くてしなやかな風合いを醸し出し、赤みを帯びた深みのある黒色で表現される本来の泥大島の他、藍大島・白大島・色大島など現在では様々な種類の大島が生産されています。大島紬のルーツはインドの絣織りイカットと言われており、スマトラ→ジャワ→スンダ列島一帯にそして奄美大島、鹿児島に伝わったと言われております。
秀円白大島紬の「絣」をストールに織り込んでみました。
大島紬など絣織物では柄糸を織り込むときに、必ず「伸子」と言って布を筬幅に広げる道具を使います。筬幅と生地幅が同幅になるように!両端にいくつもの針が付いており、その針を生地の両端に刺して広げます。秀円ストールは繊細な糸と生地で構成されてますから❗伸子を刺して織り込むのは不可能です。柔らかい繊細な生地では破れてしまうからです。そこで試行錯誤を繰返し…伸子を使わずに絣合わせをして、織り込むことを実現しました✨…写真では解りにくいですが❗レースのような半透明くらいの生地感です。大島紬秀円ランコントルは常に大島紬の可能性を追及し新しきものを提供していきます。「伝統を守るために新しき物造りへの挑戦は不可欠」古人(いにしえ)も、それを繰り返してきたのでは…と想います。
大島紬秀円「「Oshima Kasuri Stole」幸せ人Aタイプ
「Oshima Kasuri 」ストールを紹介。世界の三大織物の一つとまで云われる「本場大島紬」その由縁は緻密な「絣」構成にあります。その絣糸をストール用の薄地に織り上げたのが今回の作品です。伝統工芸士 重田茂和自身の持つ「織」の技術で完成させました。秀円工房にしかない特殊な「機織機」と長年培った織技術で他に類を見ない逸品が此処にあります。
糸一本一本に柄が構成されいるのが確認できますでしょうか?
大島紬秀円「「Oshima Kasuri Stole」幸せ人Bタイプ
最新情報は大島紬秀円ランコントルfacebookページで公開中
2015-4-20(月)